みなさんは感覚と聞くと何をイメージされますか?
五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)をイメージをする方が多いかと思います。
しかしお子様の発達を見ていく時には、他にあと2つ大切な感覚があります。
それは「固有受容覚」と「前庭覚」です。
本記事では、なかなか聞き慣れないこの2つの感覚についてご紹介をしていきます。
発達において、感覚を取り入れることは最も大切なことです。
7つの感覚について知り、お子様にとって大切な感覚を促していきましょう。
バランスと気持ちの調整をしてくれる「前庭覚」
前庭覚は三半規管で感じ、「バランス」を取るために使われます。
平衡感覚やバランス感覚とも呼ばれています。
他にも揺れをキャッチした際に、自律神経と連動して血圧や発汗の調整を行い、気持ちスッキリ安心させようとする働きをします(前庭自律神経反射)。

人が二足歩行をする時に、以下のように前庭覚を使っています。
▶︎筋肉を使って姿勢を保つ
▶︎不安定でも周囲を把握できるように視界を安定させる
▶︎気持ち悪くならないように自律神経を調整する
▶︎倒れないように頭をスッキリさせておく
体の動きを調整する「固有受容覚」
筋肉や関節の中にあり、重さを感じる感覚のことを言います。
力の流れに対して、関節をどのくらい曲げるか?筋肉をどのくらい収縮させるか?情報のやりとりをしています。
固有受容覚の種類は4つ
▶︎位置を把握する感覚
▶︎体の加速度や方向を把握する感覚
▶︎押したり押されたりした時の力を把握する感覚
▶︎物を持った時の重さを把握する感覚

「お茶入れる」動作は、固有受容覚をフル活動しています!
まずはポットの重さに合わせて腕を持ち上げています。そしてカップの位置に合わせて手を動かし、お茶の出るスピードを目で確認をしながら、手の角度を調整しています。
お子様は胎児の時から様々な感覚を得ながら、成長を重ねていきます。
感覚は全ての学びのベースであり、感覚を沢山取り入れることで人間の脳は発達をしていきます。
何度練習をしても上手くいかないことがあった時、困ったことがあった時に7つの「感覚」について考えていくことで、何か解決の糸口につながるかもしれません。
ぜひ、お子様の色々な行動を観察してみてください。
参考文献:前田智行(2021)「子どもの発達障害と感覚統合のコツがわかる本」ソシム
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